御岳行者皇居侵入事件
御岳行者皇居侵入事件(おんたけぎょうじゃこうきょしんにゅうじけん)は、1872年3月26日(明治5年2月18日、以下では原典に沿って旧暦(天保暦)の日付を用いる)に、現在の東京都千代田区で発生した、御嶽講(木曽御嶽山信仰)の行者等の一団が、明治天皇に対する肉食禁止をはじめとする意見の具申を目的として、皇居(当時は「宮城」)に入ろうとした事件である。 == 事件の発端 == 殺生を禁じる大乗仏教と、死・産を穢れとする神道の影響で、日本では肉食は宗教的に禁忌とされ、皇室などの上流階級ではその傾向が特に強かった。