熱力学的積分法
熱力学的積分法(ねつりきがくてきせきぶんほう、英: Thermodynamic integration、TI法)は、ポテンシャルエネルギーが空間座標に異なる依存性を持つ2つの任意の状態(ポテンシャルエネルギー U A {\displaystyle U_{A}} および U B {\displaystyle U_{B}} を持つ状態AおよびB)間の自由エネルギーにおける差を比較するために用いられる手法である。 系の自由エネルギーは単に系の位相空間座標の関数ではなく、位相空間上のボルツマン重みをかけた積分の関数(すなわち分配関数)であるため、2つの状態間の自由エネルギー差は2つの座標セット(それぞれ状態AおよびBのもの)のポテンシャルエネルギーから直接的には計算できない。